豊かな自然に恵まれ、肥沃な大地から生産される東川産米は、「日本の米づくり100選」にも選ばれる名産地、米=東川です。
とはいえ東川が米産地になるまでには、水だけではない長年の農家の地道な努力があり、JAや土壌改良などの事業も大きかった。
佐竹農園もアイガモによる有機農法で安全な米づくりを実践しながら、化学肥料や農薬を使わなくなって「イネの力」を知ったという。

除草対策は草が伸びる前から何度も機械で掻いて雑草の芽を抑えて行きます。
「稲の茎が太くなりますから、低気圧が来たり、強風がきても倒れませんね。生育は慣行栽培より遅く、見た限りでは情けないように見えますが、最初の頃は見えない根に栄養を蓄えて張って行くんです。次第に茎が太くなって少しずつ伸びて行きます、そうすると低気圧が来て周りの稲が倒れてもうちのは倒れず支えられるんです」

穂に花が咲きました!この時が一番感動的です!
見事ですね!
肥料が多ければ多いほど自然環境の強さに耐えられず、もやしっ子の様に身体が弱く、運動もできない身体になってしまいます。
社会の価値観は収量と価格の安さに慣れてしまっていて無農薬米は高い!が常識。
しかし、無農薬の田んぼは、お米を収穫するまで一瞬たりとも気を抜くことが出来ない大変な労苦の現実がある。

虫対策に畦道にはハーブを植えていますが、非常に効果的です。
数年前からは合鴨を止めてハーブを畦に植えて害虫(カメムシ)対策をしています。
これは予想以上に効果があってとてもよく、景観も素晴らしく奥様は心が和むそうです。
「正直言って、こういう風に25年経っても無農薬栽培は採算が合わないんです。16町歩の内4町歩が無農薬栽培ですが他の低農薬栽培で何とか採算獲れていますから、これ以上面積は広げられませんね〜」と。
やはり相手の立場にならないと辛さや苦労は分からないものがあります。
ぜひ、これからも頑張ってほしいです。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」頑張ってくれてもう少しで収獲を迎えます。