彼は無肥料栽培を始める前は、化学肥料や農薬を使わない完全有機栽培を20年間していました。良い堆肥を作るため養豚もしていました。
魚粕、菜種粕、鶏糞、高価な酵素や微生物菌なども毎年ふんだんに使って多い時で販売額と同じ2500万円も、土作りに使ったそうです。
有機肥料を使えば、大きく、甘く、形良く作る事が出来ます。しかし、近年問題になっている堆肥の硝酸態窒素や未熟堆肥の問題が化学肥料と同じで地下水汚染の深刻な問題も引き起こしています。

そういう環境問題と共に、彼には大きな疑問がありました。
「自然界は常に毎年、連作を繰り返している。肥料もやらずに!自然界と同じになれば、収量が少なくとも未来永劫、土は生き続ける!」
その信念で充分利益が出る有機栽培をやめて、8年前に全面積を無肥料にしたのです。最初の2年は何も出来ず、離農の瀬戸際まで追い込まれましたが「必ず、この畑を北海道の桃源郷にする!」の信念で頑張っています。

「癒しの野菜」はくせがなく、素直に作物本来の味が出ています。肥料の臭いもせず、味の敏感な方々から驚きのお手紙も届きます。身体だけでなく、心も豊かになれると思います。
店主 佐藤健一