脚本家 倉本 聰は北海道へ移住して35年になるという。
富良野塾を主宰し多くの卒業生を送り出した、その姿は「ほんもの人間創造塾」ともいえる。
単なる「文化人」ではなく「未来の地球人」を創る演出家に私は感じる。
TPPに関して倉本は「土に触ったことのない人間の議論は危険と不安が付きまとっていて、無いものを輸入や買うという行為は弱い立場の人間を見ていなく、どこかでつまずく感じがする」という。
富良野に来て野菜を作るのに試行錯誤で10年かかり、今の化学肥料や農薬を使う農業は石油が無尽蔵にあることが前提となっており、将来的に大変な事になる可能性も秘めているという。
政治家も官僚も消費者も「ない野菜は他から持ってくれば良い」という東京目線で考えているがTPPではないか、と危惧する。
富良野塾起草文
http://www.furanogroup.jp/furanojyuku/index.html
日本の様な土着民族は本来、気候が悪く作物が獲れなくても、歯を喰いしばり少しの野菜だけでも生きて行く姿が必要と説く。
富良野塾では26年間、3食を280円で賄ってきたという。
畑に捨てられた規格外の野菜をもらったり、自分達で栽培したり、味も変わらぬ野菜が4割も捨てられているのは、実におかしい現象ではないか?
一時、規格外の捨てられたニンジンを車に積んで浜松まで20人ほどで売りに行ったが10万円にもならなく、3ヶ月も続かなかったらしい。
こういう食べ物を無駄にする民族に明日はない。
カタチや色、大きさを求めるには化学肥料と農薬は切れない常識に東京目線は考えようともしていない愚かな文化人だ。
工業化された農業やお金にものを言わせて食糧を買い漁っても自然現象の変動が多くなるこれからの時代には、今の日本人はどれだけ耐えられるか、倉本さんの言葉は重い。
(カテゴリ : 食と健康)
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コメント
まじょるかさんのコメント :
日本で1年間に廃棄される食糧は7000トンだそうです。
これは、北朝鮮と韓国両国分の年間消費量と同等ということです。農を忘れた人たちはどうなっていくのでしょうね。
心配でなりません。一方、こちら東京を中心とする首都圏では、関東東北の野菜や米などの食料品は、放射能を心配する人が買ってくれません。
東京目線という言葉にとても重みを感じます。
2012-02-02 20:39:45
佐藤健一さんのコメント :
まじょるかさんへ
確か、日本も年間のお米の生産量に匹敵する食品残渣量が
廃棄されているそうです。
安全、安心といいながら家庭内には殺菌剤や防腐剤がお風呂やキッチンにあります。
いずれはいくらお金があっても「買う」事ができず「作る」しかない時代が来るのかも知れませんね。
倉本さんは100年後の未来を見ているようです。
2012-02-03 00:48:26
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