昨年知り合った女性のSさんは北海道出身ですが、現在は栃木県の山奥で一人で暮らしています。
彼女は生まれてから「化学物質過敏症」です。
アトピーや各種のアレルギーより超微量で症状が出てしまう現代病です。
「有機栽培」野菜でも堆肥や肥料、認定されている農薬、など微量でも食べると反応し、息苦しくなったり、吐いたり、体が受け付けないそうです。
しかし、「ふきのとうさんの無肥料栽培の野菜は、身体が喜ぶんですよ!と、何度かお電話を頂いた。
Sさんはまったく医学でも解決できない苦しい日々を送っていますが、あらゆる事を今まで試してきて、まったく効果がなかったそうです。
国内の化学物質過敏症ではトップといわれる北里大学へも行ったそうですが「貴女は化学物質過敏症でも特別なタイプです。現代の医学では治すことができませんから、少しでも離れる生活をするより手立てはありません」と云われたそうです。
先日お電話の後、出版した本を送って頂きました。
一日数時間しか起きていられず、電話やテレビ、新聞や印刷物なども反応が出て、唯一NHKしか入らないラジオだけがお友達との事、
とても街には住むこともできず、御主人と離れて栃木県の田舎で一人暮らしをしています。
ご主人は毎週必ず埼玉県から汽車で会いに行くそうですが、臭いが衣類に付くため、外で衣類を干してお風呂で全身を洗ってからでないと会えないとの事。
すべての臭いを消すまでには3時間もかかるそうで、翌日の仕事のためにご主人が帰るまで会える時間は数時間、
この本はなっちゃんの名前でやさしく小学生でも読めるやさしい言葉で書かれています。
またいろんな動物の名前で擬人法を使って、今までの出来事や思ったこと、そしていかに<一人の命>の大切さ、何とも辛い運命の中でも優しく、冷静に人としても温かみを出し切っています。
本人の苦しみは本にはあまり出ていませんが、その心の裏を思うにベッドで寝たきりの中でも、これほどまでに観察力を発揮できる精神力の強さに驚かされました。
そして2冊目の原稿のコピーも送って頂きました。
農薬や化学物質が当たり前の今日、超微量でも反応する方たちが「無肥料栽培は反応が出ない」と言ってお知り合いになった方たちが10人ほどおります。
年中、全国から無肥料の野菜を調達するだけでも大変なことだと思います。
ある小学生の母親は
私「大変ですね、普通の子供のように何でも食べたいでしょうね?」
母親「いいえ、反応が出ないから食べるのは逆に怖いよ、きっと大きくなってから困ることがたくさん出てくるから、それが今からわかる僕は幸せだよ、ガンにならない自信があるも」
と言っていたとの事。
悟っていますね、そうなんですね。
東洋医学的に見ると「反応が出ないから俺は身体が丈夫だ」と思っていますが、違うんですね。
反応が出ない位に神経が鈍感になって、細胞に入っていった毒素を排出することも出来なくなっているんです。
ですからアトピーや下痢、吐く、といった症状は病気ではなく体が受け入れないものを出す、清浄作用なんです。
神経とは読んで字の如く「神の通り道」です。
いわゆる気(天地のエネルギー)の流れが伝わる神聖なものが現代人は感度が鈍くなって、神が通らなくなっているわけです。
「食」は本来、食べるだけの行為ではなく、天地のエネルギーを吸収して、天地を悟る(神に還る)元、と云うべき肉体より魂を浄化するのが本筋で、世界のあらゆる民族が代々伝えてきた文化で在ったわけです。
その意味で化学物質過敏症という形は現代人への警鐘ではないか、と思っています。
電話をできない、テレビも見れない、本も読めない、
私も14歳の時に全身アトピーーで7ヶ月間も布団の上で寝たっきりの経験がありますので、この「なっちゃん」の本を涙して読ませてもらいました。
Sさんは「現代の食べ物や身近なものに、鈍感すぎて、合理的、金銭的に環境を破壊するものばかりを人は選び、未来の子供たちを死の淵に追いやっている感じがします。何とか間違った<現代の常識>に気付き、止めたいのです」
と電話の向こうで切実に訴えておりました。
いつ、誰がなってもおかしくないのが化学物質過敏症とうつ病です。
経済観念や商業主義が当たり前の今日、ぜひあなたの心の洗濯におススメしますので読んでみてください。
現在第7位(紀伊国屋書店)です、何とか皆様のお力で上位に上げて頂けませんか?
「幻冬舎ルネッサンス」からです。(144ページ・1200円+消費税)
http://www.gentosha-r.com/products/9784779002236/

「なっちゃん」の表紙すべて彼女の鉛筆画です

やさしさと繊細な心の奥が感じられます

いろんな動物の立場での人間社会への警鐘も書かれております
(カテゴリ : その他)
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