魚を多く食べる人ほど狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患になる危険性が下がり、1日に約180g食べる人は同20gの4−6割とする大規模疫学調査の結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が発表しました。
刺身一切れは約15g、一人前は約80g。魚を食べない人に比べ、少しでも食べる人は虚血性心疾患の危険性が低いとの欧米の研究報告はあるが、より多く食べことで予防効果が高まるとした疫学研究は初めてといいます。
研究班は、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部の4保健所管内で、40−59歳の男女約4万人を約11年間追跡調査。
虚血性心疾患になった258人を、魚を食べる量により5グループに分けて比較したところ、虚血性心疾患になる危険性は、食べる量が多くなるほど減る傾向にあった。
1日約20gと最も少ないグループの危険性を1とした場合、約180gと最多のグループは、虚血性心疾患全体で0.63に、心筋梗塞と確定診断されたケースに限ると0.44に、それぞれ低下した。
虚血性心疾患低下の要因は、魚に含まれる不飽和脂肪酸に、血液をサラサラにする働きがあるためとしている。
魚介類の内臓には、水銀やPCBが含まれ、胎児への影響があるとの指摘もあるので、特に妊婦さんは摂りすぎに注意しましょう。
(カテゴリ : 食と健康)
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