2006-08-26

50年のこだわり「千葉野菜」(1)

北見から車で90分、網走の近くに「小清水町」という小さな町がある。そこに父の代から50年「土作り」をしている「千葉教(さとし)氏」がいます。農業を始めて20年、地元で数少ない「有機JAS認定農家」です。

今年の有機JAS作物は「玉ねぎ、北あかり、とうや、かぼちゃ」の4種類ですが、彼のメークイン(殺虫剤は2回使用、除草剤は無使用)も毎年すごい人気で、私も彼のメークイン以上の味は知らない。

お父さんはその昔、自分で作った自信ある野菜を車で移動販売をしていました。

地元では昔から「千葉野菜」として有名です。
ふきのとうへ野菜を卸してもらってから早18年が経ちます。

開店当時オーリングテストの先生から「千葉さんの野菜は凄いパワーがあるんですよ。札幌の市場へ入ってくる野菜の中でも群を抜いています。おそらく網走管内でトップクラスでしょう」とご紹介を受けて、畑を見せてもらいに行ったのが18年前。

180センチ近いスタイル抜群の好青年で、当時小さな子供さんが3人おられ隣にいた奥様のゆかりさんは女子高校生の様なかわいらしさで、妻と「エッ」と驚いた事が昨日のようです。
今でもお二人とも10近く若く見えます。

当時、単に無農薬、低農薬という時代で、何がどこまで低農薬かマスコミでも議論になっていた時代です。
小清水町は海に近い為に風が冷たく、温度も低い町です。

「自分では理想的な肥料設計でも、温度や湿度で初期に殺虫剤や雑菌剤を使う場合もあります。しかし、除草剤だけはほとんど使いません」と言っていた。千葉さんの野菜は初期の段階で弱い農薬を数回使っても残留農薬がほとんど出ません。

土作りをしっかりしていれば、初期の段階で農薬を使用したとしても風や雨で土壌に落ち、土壌微生物が分解してくれます。
しかし、今まで化学肥料や強い農薬を垂れ流してきた土壌では、無農薬栽培しても過去の農薬が吸収されてしまいます。

本当のプロは土から上の作物を見るのではなく、土壌の中の微生物を常に研究しています。千葉さんは寡黙な人ですが、地元でも有名実直な人で若いときから生産組合の役員をしながら「自分が満足した野菜でないと、卸したくないんです」と、有機農業の話になると怖い位に目が真剣になります。

「自分の家で食べるから」
「本州の親戚に送りたいから」

秋の収穫時には近所の生産者が、ジャガイモや玉ねぎを買いに彼の家にやってくる。「美味しいと言ってくれたら、生産者としてこれほど嬉しい事はないですよ。1年間の疲れが飛んで行きます」と千葉さん。

「その年によって味がいまいち、と思う時でも地元の生産者の人が{本当に美味しい}と言ってくれるのは嬉しいですが、来年はもっと・・・・と逆にプレッシャーを感じます」

スタイルが良く、きれいなゆかりさんも千葉さん以上に強いこだわりを持っている。今年はネットでも販売していきますので、楽しみにしていて下さい。


千葉教さん実直で信念の人


有機JASの玉ねぎ畑


奥様のゆかりさん、部落でも有名な美人です。

(カテゴリ : 千葉野菜

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