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2008-02-16

時代のひずみ

「ニート」の問題が久しく社会問題として騒がれております。
全国で100万人を超す若者が定職につかず、未来の日本の産業構造に大きな不安が指摘されております。
騒がれたフランスでの若者の暴動も先進国病の根が深い感じがしました。

100万人を超すデモやストを連日繰り広げられ、とうとう政府も根負けして撤回しました。フランスでは失業率は20%を越え、EU全体でも、15%前後という高率で推移しております。

フランスでは昔から週40時間労働が義務化され、現在では35時間だそうです。
それに年間、5週間もの休暇が法制化されているそうですから、なんとも羨ましいですね。

日本人の美徳に昔から「働かざるもの喰うべからず」というものがあります。

しかし、今の社会構造を考えると、「行き場のない状態」も感じられます。一次産業や二次産業が衰退し、人間に代わってコンピューターが仕事をする。

学歴や資格も企業としては最初から使えないし、そして切ない人間関係のトラブルで好きな仕事も長続きできない、という実態もあります。

今や、戦後最高の成長期らしいですが、消費者としてはピンときません。
輸出産業を中心として、大手企業は黒字街道を走っているようですが、下請けの中小零細企業をイジメての収益確保です。

また、正社員を減らし、無責任な人材派遣会社からの「不安定首切り社員」やパート社員の導入で人件費や各種経費を省いての数字ですから、個人個人の立場からは「ふざけるな!」という感じでしょう。

多くの仕事を経験してきた私としては、給料は人並みでも、自分に合う仕事、楽しい人間関係、安らぎのある私生活、時々ハレの食事、こんな世界が新しい想像力や新鮮な人間関係を築く糧になる気がします。

ホントに経済優先主義になった日本、学校教育から「産業ロボット人間」の育成になり、仕事や収入の格差が「人格の格差」を生み出している現状では「ニート」という若者の創造性が埋没した形で抵抗している様に感じられます。

こういう社会を作っ私達大人の責任が、問われる段階に入っているでしょう。

(カテゴリー : 心と健康

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