「有機栽培」「無農薬」「減農薬」「低農薬」「少化学肥料栽培」「特別栽培」「○○農法」「××微生物農法」・・・など一時は生産者が付けた表面的な名称だけが一人歩きしてきました。
筋力テストを覚えるまでは何度か産直で取り寄せ、味見したりもしましたが納得できるものは殆どありませんでした。
国が決めた「有機認証制度」が始まって、スーパーの店頭から「有機栽培」というものが消えました。「3年以上化学肥料や農薬を使用していないもの」の定義で97%が消えたのです。ほとんどが偽者だったという事です。
有機の生産者の多くは「一部」の畑だけです。それだけ手間や費用が掛かるといいます。
「ふきのとう自然農園」を借りている同級生の伊藤君は「簡単だ!勉強や遊ぶ時間が欲しいだけで、真剣に求めていないだけなんだ!要は畑の土壌や自分の意識を高く設定すればすぐ出来るもんだよ」
「オレなら有機はどんな天候がきてもやる自信はある!しかし無肥料だけは人智が及ばない世界なんだ、すべては神の手=自然界にお任せ、にあるから、生産者のの想念次第だと思うな」と呟いた事があった。年数でも、手間隙でもなくすべて生産者の想念で決まる、という。
さすがに「どっちの料理ショー」で特選素材に選ばれた事のある男の重い言葉だ。30年農業していても、天地に感謝がない人間はダメ!
昨日始めた人間でも、作物の気持ちを理解し、同調できれば素晴らしいものが出来るようだ。私も今まで、自然食品店という職業柄、いろんな生産者と話してきたがほとんどが技術的な話しで、結論は「いかに病害虫を少なくして、いかに多収量を確保するか、いかに形の良い作品を作るか」の3点でした。
私も少ないこの4年の経験で言わせてもらえれば「有機は人為技術的、無肥料は天地に自分がいかに近づくか」という感じです。有機は連作出来ないところに問題があります。自然界はいつも、肥料も機械も農薬も人為すべて必要としないで毎年素晴らしい連作を続けて地球を耕してきました。
謙虚な姿勢と、攻める姿勢、この少しのズレがいずれとんでもない距離を生み出していくのでしょう。

近くの慣行栽培の玉ねぎ畑。もう、早出しが収穫近い

黒豆は成長して枝豆で食べられる時期も近い

もう、腰まで伸びている豆さん。喜んで食べてもらうのが望みです

一粒の種からこんなに多くの子孫を残した豆さん。人生に悔いはないはず
(カテゴリー : 無肥料栽培(2005))
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5年前に建てた家の前に小さな10畳ほどの庭があります。あまり手入れしていないので、適当に植えたものが育っています。
「肥料を入れなくては栄養がなくなる」は間違いで、野菜さんたちの生命力を最大限に生かすためには「何もしない事」が一番ではないでしょうか?勿論、時々草をとったりはしていますが、3年前に知人から頂いた一つのイチゴの苗が今年はドンドン増えて畑一面に広がっています。
昨年のトマトとミニトマトも大雪でダメだったのですが、種が落ちて大きくなってきました。5年前に植えた桃の木も3年前から実が付き始め、昨年も今年も玉は小さいですが甘みが強く出て美味しいです。
今年初めて入荷した九州の「紫芋」も、小さく切って芽が出てきたので1ヶ月ほど前に植えたものが、ドンドン葉が出てきて広がり始めました。これも温暖化のせいでしょうか?
その他、昔の種が落ちて、いろんな野菜や花が増えてきそうな気配です。来年も彼ら自身の力で畑をにぎやかにしてくれるでしょう。

昨年のトマトも急に芽が出ました

九州の紫芋を植えて見ました。さてどうなるかな?

庭のモモも大きくなって食べごろになっています

ブルベリーの実も最盛期です
(カテゴリー : その他)
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8月19、20、21日と3日間「NPO北海道有機認証協会」主催による「有機JAS認定検査員」の資格を取得しに札幌へ行ってきました。
11人受講し(女性が7人)無事、検査員の資格を得ることができました。資格といってもすぐ出来るものではないので、見習として20回くらいは現地調査を体験しなくてはなりません。
検査は生産者だけでなく、小分け業者、製造業者などにも行く事になります。検査は非常に厳しいもので、圃場、周囲、倉庫、伝票、領収書、シールの数などすべて検査しなければなりません。
登録する人達の書類作りも大変な作業です。有機認証制度に対してはいろんな意見もあります。年々、制度内容も改定され厳しくなってEUに近い形にこれからなって行くと考えられます。
私としてはいろんな生産者、いろんな作物、いろんな栽培方法の勉強をじかに学ぶ事ができる喜びがあります。未来の子供達の食を通して心の成長を伸ばす為にも、国際的な農産物の流通が今後も活発になる中、日本の今後の農業情勢が今の化学肥料や農薬に頼っていたのではお先が真っ暗、と云わざるを得ないでしょう。

実地検査の畑で生産者からの挨拶を聞く

有機の水田、2回機械除草をしてもこの雑草群

生産者から水田の栽培方法の詳細を聞く検査見習いの実習

いろんな専門的な講師の講義風景

近くの慣行農家のジャガイモ畑、枯葉剤で枯れている
(カテゴリー : その他)
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「食と農のポータルサイト アブログリンク」を運営している石井さんからリンク依頼がありました。アブログリンクの掲示板での「土に呟きながら・・・」のたけぱんさんのご紹介で知り合うことが出来ました。
全国の頑張っている生産者や農業者向け設備会社、新規就農者のための情報コーナーなど、まだ開設して短いですがこれから楽しみなブログです。
農のブログは家庭菜園の方が多いですが、細かい作り方がわからない私にとっては、とても勉強になります。私などは自然食品店の経営と農業との2足のわらじで黒豆と大豆しか作っていないので家庭菜園のブログはとても勉強になります。
いろんな野菜、いろんな作り方、地方色など本格的にブログを通して「農の世界」が広がる事は「食」全体を考える意味でも大切なことと思います。未来の子供達の健康は、小さい時からの「食育」にあると思います。
日本は本当の食育の意味が理解されていない所があるので、こういうブログ集が新しい、形を作って行くことを期待したいと思います。
(カテゴリー : ブログ・インターネット)
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伊藤君は「一番難しいのはジャガイモなんだ、ウイルスにやられやすいからね」と云っていたのは、もう10年も前です。
「有機でやれば、今ならジャガイモでも、玉ねぎでも絶対自信があるんだ!たとえ雨量が多くても、日照りが続いてもやる自信はある。しかし、無肥料農法は人智の及ばない世界の世界なんだ!それだけに、この5年は苦労してきた」と最近つぶやいていた。有機に行く人は「玉ねぎが一番難しい」という。
有機でもピンからキリまである。例えば「有機認証農薬」でも何十種類もの農薬が使用できる事になっているし、一切、農薬を使用していない農産物もある。
認証に関する手間や費用も農産物に組み込まれるから、自ずと価格は高くなる。認証を受けなくても私たちの様に「有機資材」も一切使わない農法もある。
消費者から見れば「JAS認証」は国が認めた絶対的安心だが、安全や味は絶対とはいえない側面もある。とりあえず、JASもこれからが正念場を迎えそうだ。

黄色い花が咲き乱れている成長早い小豆畑

ジャガイモの葉も枯れ始めています

左が黒豆、右が大豆。こうなれば葉の力で雑草も日が当たらず力を失う

大きな葉で、黄色い花を一面に咲かせる目立ちたがりな、かぼちゃさん
(カテゴリー : 無肥料栽培(2005))
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